NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」で主人公・楡野鈴愛(にれのすずめ)が描いていた漫画を実際に作画していたのが漫画家のなかはら・ももた氏。
彼女が同作の登場キャラクターたちを題材に“はみだし妄想ストーリー”を描いたスピンオフ漫画「半分、青っぽい。」はWebメディア「cakes」で連載され、話題を呼びました。
そのスピンオフ漫画16本に加えて、なかはら・ももた氏による描き下ろしカラーイラストや、劇中で「楡野スズメ」が描いた漫画作品5本を集めて一冊にまとめられて登場。
スズメのデビュー作『一瞬に咲け』や、最後に描いた『いつか君に会える』の他、「ガーベラ」連載時の『一瞬に咲け』第1話のネーム、また秋風先生にダメ出しされた幻の作品『月が屋根に隠れる』も、新たにペン入れして初公開されています。
また、同書に掲載のドラマの漫画制作スタッフによる座談会では、俳優たちに漫画指導を担当した川口瑞恵さん、鈴愛の手の吹き替えや漫画に関する小道具制作を担当したNHKアートの白田紗奈江さんとともに、ドラマの舞台裏についてのエピソードが初めて明かされます。さらに漫画家先生方へのアンケートには、海野つなみさんやひうらさとるさん他7人の先生方が、イラストを交えつつ感想コメントを寄せられています。
いよいよクライマックスを迎える「半分、青い。」への愛がいっぱい詰まった、ファンにはたまらない一冊です。

ヒロイン・鈴愛の漫画制作担当者が描く“半分、妄想。”なスピンオフ作品『半分、青っぽい。』

■もくじ
「一瞬に咲け」コミックス表紙イラスト集
●スピンオフ漫画「半分、青っぽい。」
1「撮影現場見学ルポ」 2「萩尾写真館」 3「マーキング」 4「ボデコンVS 彼シャツ」 5「晴さんの野望」 6「ももたは見た!」 7「一瞬のおもかげ」 8「全部、ブッチャー」 9「あの素晴らしい15分をもう一度」 10「3オバのこだわり」 11「秋風先生withツインズ」 12「おはようボーイズ」 13「『追憶のかたつむり2』舞台裏」…etc.
●漫画家先生へのアンケート
ひうらさとる、海野つなみ、上田倫子、栗原まもる、TONO、柘植文、真野匡
●「半分。青い。」劇中漫画制作スタッフ座談会
なかはら・ももた(劇中漫画制作・鈴愛)
川口瑞恵(漫画指導、劇中漫画制作・ボクテ)
白田紗奈江(NHKアート・漫画原稿制作)
●「楡野スズメ」劇中漫画作品集(原案・北川悦吏子)
「一瞬に咲け」ガーベラ大賞新人賞
「一瞬に咲け」連載1回目ネーム(初公開)
「学園祭」(「一瞬に咲け」番外編)
「いつか君に会える」
「月が屋根に隠れる」(初公開)


『半分、青っぽい。』
著者 : なかはら・ももた
発売 : 2018年9月12日
定価 : 1188円(本体1100円+税)
判型&体裁: A5並製
頁数 :  128頁
発売元 : 株式会社 扶桑社

■購入リンク
楽天市場
http://books.rakuten.co.jp/rb/15585181/

■著者プロフィール
なかはら・ももた
1991年、19歳で『マスカレード共和国』(集英社「ぶ~け」掲載)でデビュー。
代表作に『どうせ夢オチなんだろ?』『のんdeぽ庵』『人生は朝ドラじゃない』、連続テレビ小説「マッサン」コミカライズ『マッサンCOMIC』(上・下)ほか多数。
NHKの朝ドラ好きが高じて、SNSなどでドラマ絵を勝手に描いていたが、ナニがどうしてか「半分、青い。」ではヒロイン楡野鈴愛の描く漫画制作を担当した。
朝ドラ運の強い漫画家。