インプレスグループで音楽関連の出版事業を手掛ける株式会社リットーミュージック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松本大輔)は、面白レーベル立東舎より、栗原裕一郎編著『村上春樹の100曲』を発売しました。


『村上春樹の100曲』立東舎 刊
★楽天ブックスで見る https://books.rakuten.co.jp/rb/15462501/

現代の日本人作家でいま一番読まれている作家といえば、一番に思い浮かぶのが村上春樹。彼の作品は、膨大な量の曲名・ミュージシャン名が登場することでも有名です。タイトルであったり、登場人物が聴いていたりと、様々な場面で重要な意味を持ってあらわれています。
同書では、そんな村上作品に登場する音楽から、ジャンルごとに20曲、合計100曲を選んで解説しました。
曲紹介を読んでいるうちに、小説の紹介になり、どうしてその曲が使われているのかもわかるようになるという、曲紹介からはじまる新しい小説の読み方を提案しています。これ1冊で、村上春樹の小説も登場する音楽も知ることができます。
巻末には「村上春樹の小説全音楽リスト」を掲載。本文で紹介した100曲以外にどんな曲が登場しているのかもわかります。読書ガイドとディスクガイドが融合した、ファン必携の1冊です。





■書誌情報


村上春樹の100曲
著者:栗原裕一郎、藤井勉、大和田俊之、鈴木淳史、大谷能生
定価:1,944円(本体1,800円+税)
仕様:四六判/320ページ
リットーミュージック発売/立東舎発行
★楽天ブックスで見る https://books.rakuten.co.jp/rb/15462501/


CONTENTS
まえがき
80年代以降の音楽〜「60年代的価値観」の消滅
ロック〜手の届かない場所へ
ポップス〜失われた未来を哀悼する
クラシック〜異界への前触れ
ジャズ〜音が響くと何かが起こる
あとがき座談会『1Q84』以降の村上春樹と音楽
村上春樹の小説全音楽リスト

PROFILE
栗原裕一郎(くりはら ゆういちろう)
1965年生まれ。評論家。文芸、音楽、社会問題などその執筆活動は多岐にわたる。主な著書に『<盗作>の文学史』(第62回日本推理作家協会賞受賞)、共著に『石原慎太郎を読んでみた』などがある。

藤井勉(ふじい つとむ)
1983年生まれ。ライター。2008年豊﨑由美氏主催の書評講座「書評の愉悦ブックレビュー」参加をきっかけに文章を書き始める。共著に『村上春樹を音楽で読み解く』がある。

大和田俊之(おおわだ としゆき)
1970年生まれ。慶應義塾大学法学部教授。専攻はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。著書に『アメリカ音楽史』(第33回サントリー学芸賞受賞)、共著に『文化系のためのヒップホップ入門』などがある。

鈴木淳史(すずき あつふみ)
1970年生まれ。音楽エッセイスト・評論家(クラシック音楽)。主な著書に『クラシックは斜めに聴け!』『背徳のクラシック・ガイド』『クラシック悪魔の辞典』『クラシック音楽異端審問』などがある。

大谷能生(おおたに よしお)
1972年生まれ。批評家、音楽家(サックス、エレクトロニクス)として先鋭的な活動を展開 。主な著書に『ジャズと自由は手をとって(地獄に)行く』『持ってゆく歌、置いてゆく歌』などがある。