「情熱大陸」のテーマでもおなじみ、日本を代表するヴァイオリニスト・葉加瀬太郎が全国ツアー「葉加瀬太郎コンサートツアー2017『VIOLINISM Ⅲ』」を敢行中。WOWOWでは全国で50公演行われるツアーの中から12月27日、東京・国際フォーラムAでのコンサートを会場から生中継します。
今回のツアーでは15年振りとなるフル・アコースティックサウンドのアルバム『VIOLINISM Ⅲ』の収録曲などが披露されますが、その総合演出を、映画やドラマなどで数々のヒット作を生み出した監督の堤幸彦が手がけていることでも話題に。コンサート冒頭に流れるムービーでは、架空のイタリアの田舎町“クレルモンナーラ”で音楽会が開かれ、葉加瀬が扮するヴァイオリン職人のアントニオ・タロンティーノたちが登場。そんな遊び心たっぷりの趣向はコンサート本番でも活かされ、これまでにない音楽劇的演出として評判を呼んでいます。

12月27日、東京・国際フォーラムAからの生中継の幕間では、葉加瀬と堤によるスペシャルトークも放送。2人がツアーの舞台裏やクリエイターとしてのこだわりなどを語り合う、こちらのコンテンツも見逃せません。同コーナーの収録を終えた2人がインタビューに答えています。


葉加瀬「堤さんには今回、初めて演出をお願いしました。きっと凝った演出をされるんだろうなと思ったんですが、予想どおりで、コンサート会場によって台本がひとつひとつ違う。憶えるのが大変でした」
「こちらも驚きましたよ。葉加瀬さんと言えば、世界的なアーティスト。それなのに、クレルモンナーラという町で太郎ならぬタロンティーノが出てくるというアイデアを聞かされて、極めて関西的というか(笑)」
葉加瀬「僕は大阪出身ですから。関西弁とイタリア語ってイントネーションなどが似ているんですよ。コンサートでは、もちろん音楽も聴いてほしいけれど、基本的にはお祭りだと思っていて、お客さんにはとにかく楽しんで帰ってほしいんです」
「『超絶技巧の演奏家がこんなことを!?』といたく感動し、私も演出をするときは『5分に1回は笑いを入れたい』という考えなので、望むところというか、非常に前のめりになってやらせてもらいました」
葉加瀬「大人がくだらないことを一生懸命やっている。それが楽しくてしょうがない」
「そのくだらないことも、葉加瀬さんたちのハイレベルな演奏があるから、活きるんですよね。そういう落差が最大の見どころです」
葉加瀬「そのギャップをここまで形にしていただいたのは初めて。僕はすっかり堤さんに恋をしてしまったみたいです(笑)」


- 初タッグながら波長が合い、すっかり意気投合した様子の2人。12月27日の生中継での見どころは。

葉加瀬「WOWOWさんで何回か生放送してもらっていますが、毎回、逃げ出したくなるほど緊張するんです…」
「あんなに楽しそうに演奏しているのに、意外ですね。葉加瀬さんは毎年、クオリティの高いコンサートを開いていますが、今回は特にエンターテインメント性が強い。それも葉加瀬さんにしかできない面白さが尋常ならざるレベルで高まっている。最初のひと言から、劇的な変更を遂げたクライマックスまで、見逃すところはありません」
葉加瀬「お客さんと放送を見る方には、とにかく楽しんでいただいて、終わった後にワンフレーズだけでも演奏が記憶に残ったら、それからが本当の“音楽の仕事”だと思っています」
「ステージでの葉加瀬さんを見ていると、音楽と人間の関係を考え、お客さんに何を持って帰ってもらうか、明確にされているなと思います。特に最後のMCは染み入りますね。実は私のキャリアは、音楽ライブの演出から始まったんですが、今回は久しぶりにこんなワクワクするコンサートに関わらせてもらえてうれしいです」
葉加瀬「面白くなったのは、堤さんのおかげですよ。放送がある12月まで、ますます完成度を高めていきますので、ぜひご覧になってください」

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★生中継!葉加瀬太郎コンサートツアー2017「VIOLINISM Ⅲ」 12月27日(水)夜6:30 [WOWOWライブ]
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