世界最大級のマンガ品揃えを誇る、電子書籍販売サイト「eBookJapan」を運営する、株式会社イーブックイニシアティブジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小出斉(こいでひとし)、以下eBookJapan)は、『ちびっこ天使』(横山光輝 協力:光プロダクション)を紙書籍と電子書籍で同時リリースしました。

◆『ちびっこ天使』特設ページ
https://www.ebookjapan.jp/ebj/content/sakuhin/cibikko/index.asp

『ちびっこ天使』は、1963年10月~1964年8月にかけて『りぼん』(集英社刊)にて連載された作品で、『魔法使いサリー』(作品発表時は『魔法使いサニー』)の2年前に発表されました。『ちびっこ天使』は世の中の善悪を知らない二人の天使、チルル(作中ではチー子とも呼ばれます)とマルルが事の善悪を知るため、天帝から地上に遣わされる場面から始まります。
星空をバックにしたナレーションで開始される物語のプロローグ、第2話で担任の先生が出題する問題を主人公がスラスラと解いてしまう場面など、両作品には共通する要素や『ちびっこ天使』のエピソードを下敷きにして『魔法使いサリー』で発展させたエピソードが多数あります。それゆえ本作は『魔法使いサリー』の原型となった作品と言われています。

『ちびっこ天使』第2話より

『魔法使いサリー』第2話より

※第2話、授業中の場面。チー子、サリーともに先生の出題した算数の問題への回答を簡単に導く。特に『魔法使いサリー』では、よりギャグテイストを強め、先生が黒板に回答を記入してしまうというかたちで表現されている。

『ちびっこ天使』は作品発表から半世紀以上の年月を経ていますが、今回の出版、電子書籍化にあたっては光プロダクション(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:今村誠二)の全面的な協力のもと、作品発表時のカラーページを再現し、全話の扉絵を収録しています。

◆『ちびっこ天使』とは

1963年10月~1964年8月にかけて『りぼん』(集英社刊)にて発表。
世の中の善悪を知らない二人の天使、チルルとマルルが事の善悪を知るため、天帝から地上に遣わされます。はたして二人の目に映る人間の世界とは……。
少女マンガとはいえ、銀行強盗や悪魔が登場し、横山光輝ならではの小気味良い物語展開やユーモアに富んだ台詞回し、活劇要素が含まれています。同作の2年後に『魔法使いサリー』が発表されています。

巻末エッセイ:関 弘美(『おジャ魔女どれみ』『ふたりはプリキュア』『明日のナージャ』プロデューサー、東映アニメーション企画製作本部企画開発スーパーバイザー)
紙書籍販売価格:1,850円(税別) 電子書籍販売価格:500円(税別)

◆『ちびっこ天使』巻末エッセイより(一部抜粋)
私が『魔法使いサリー』を観ていたことと無関係ではないでしょう。その原点をこの『ちびっこ天使』にハッキリ読み取ることができます。数年しか生きていない子供の経験値では、わからないことが多すぎる「人間の世界」。言い換えれば「大人の事情」が判る子供なんて、いないのだと思わずにはいられません。(中略)横山光輝という作家が持っていた純粋な幼心が垣間見えると同時に、人間に対する深い洞察力をあらためて感じることができました。
──巻末エッセイ:「ようやく会えた! サリーちゃんの原点~『ちびっこ天使』~」(関 弘美)より

■eBookJapanの主な特長

・世界最大級のマンガ作品数をはじめ、57万冊を超える “充実のラインナップ”
・購入した作品は複数端末(*)で楽しめ、My本棚は“背表紙表示”も可能
・手軽なブラウザでも、ダウンロード後はオフラインでも楽しめる “高画質リーダー”
*WindowsPC、Mac、iPad/iPhone/iPod touch、Androidに対応。

■株式会社イーブックイニシアティブジャパンについて
2000年に「SAVE TREES!」を合い言葉に創業した電子書籍業界の老舗です。2011年に東京証券取引所マザーズ市場に上場、2013年に東証一部へ市場変更。 (コード:3658 “365日ハッピー”)2016年9月より、Yahoo! JAPANグループの一員となりました。eBookJapanでは今後とも、まだ世に出ていない作品や貴重な出版資産を後世に残す企画を積極的に行ってまいります。
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